ようやく迎えた定年退職、本来なら『毎日楽しく悠々自適な生活を送っているはずだ』と思っていたのに、日々どこかで物足りなさを感じているという人も多いのではないでしょうか?
そのように物足りなさを感じて毎日を過ごされているシニア世代の方にぜひともおすすめしたいのが習い事です。
新しい習い事は『仕事終わりのビールが最高!』と思っていた以前の生活から、『習い事を終えた後のビールが最高!』と思える生活へ気持ちを大きく変えてくれるかもしれません。
今回の記事では習い事を習慣化すれば生活がどう変わるか、シニア世代のみなさんにご紹介したいと思います。
人生での新たな楽しみや生きがいが見つかる
まず、新しい習い事を始めることで、新たに興味を持ったり、熱中できるものを見つけることができます。年齢を重ねていくとどうしても新しいことにチャレンジする意欲というものはどんどんと失われていく傾向にあります。
『習い事をしてみたい気持ちはあるけれど、億劫だな・・・』、『新しい習い事なんて、今まで全くした事ないのに果たして自分にできるのだろうか?』と始める前から諦めたりしていませんか?
確かに今までしてこなかった新しい習い事を始めるということはものすごくエネルギーを必要とします。しかし、思い切っていざ新しい事にチャレンジしてみると、自分の中で意外な発見があるかもしれません。
『あれ?思っていたより簡単かも』と思うことも少なくないでしょうし、その新たな一歩を踏み出した行動はご自身の活動意欲を高めることになり、自分に再び自信をつけることにも繋がります。他にも、習い事を通じて新しい友人や仲間との出会いにも期待できます。
定年退職や子供が巣立っていくと家にいる時間が長くなり、どうしても孤独を感じたり、不安になったりする方もいらっしゃいます。そんな時、習い事を始めれば様々な人との交流を楽しむことができ、趣味や興味を共有することで、生活に潤いを与え、孤独を感じることが少なくなります。
また、多くの仲間と一緒にチャレンジすることで、共通の目標に向かって切磋琢磨し、共に成長することができますし、習い事を継続していくことで、自己肯定感を高めて達成感を得ることができます。
健康的な生活を送ることができる
シニア世代の方々は年齢を重ねるごとに、身体の機能や脳の機能の低下といった健康面への不安も大きくなっていくものです。しかし、習い事を通じて新しいことに挑戦することで、健康的な生活を送ることができます。
例えば手芸教室に通って手芸をすることは指先を細かく使ったり、作品の制作工程を考えるなど頭を使ったりしますので、脳の活動が活発化し、認知機能の維持・向上などが期待できます。他にも料理教室で料理を学ぶことでも、脳の活動を活発化させることができます。
料理を作るということは、調理に必要な食材を考えたり、器具を揃えたり、効率的に調理するにはどうすればよいかと調理の順番を考えたり、栄養のバランスや彩りを考えるなど、同時進行で複数の作業を行うことになります。この同時進行で行う作業が脳の活性化に繋がり、脳機能の維持・向上にとても効果的です。
また、料理教室では新しいレシピを教わったり、普段は料理をしない人が料理を行うということでも普段とは違う新たな刺激が脳をさらに活性化させることにつながっていきます。他にも水泳やヨガなどといった比較的軽めに身体を動かしたり身体の柔軟性を高めることができる習い事を始めることで、あまり体力に自身のない方でも無理なく筋力や体力を維持・向上させることができますし、腰痛や膝痛の予防・改善などにも効果が期待できます。
さらに普段から身体を動かしていたり柔軟性があれば転倒予防や骨粗鬆症の予防にもつながりますので、骨折など怪我へのリスクが減少します。他にも運動を行い、血行が良くなることで脳への血流量が増加し、結果として認知症の予防につながったり、身体の免疫細胞が活性化し、免疫力アップにつながるなど水泳やヨガなどといった軽めの運動は病気や怪我の予防にぴったりの習い事です。
このようにシニア世代の方々は、積極的にさまざまな習い事に取り組むことで、身体機能も脳機能にも良い影響を与え、健康的で充実した生活を送ることができます。
人生をより豊かにすることができる
年齢を重ねても常に学び続けるという姿勢はとても重要なことです。新しい習い事を始めることで新たな知識やスキルを身につけることができるかもしれません。
例えば先程もご紹介した料理教室では新しく料理のレパートリーを増やすことができたり、栄養のバランスが取れたメニューを考えられるようになったり、生活習慣病予防のための調理法などを学ぶことができます。他にも語学教室などに通うことによって、英語や中国語や韓国語などといった新しい言語を身につければ、趣味の旅行に活かすことができますし、海外のドラマや映画を日本語訳や字幕無しでも見ることができるようになります。
また、音楽教室に通って歌や楽器などを練習すれば、発表会などで自慢の歌声や楽器の演奏などを大勢の人の前で披露することができるようになるなど様々な場面で新しい楽しみが増えていきます。
このように新しい習い事にチャレンジすることで自分自身の可能性を再確認することができますし、新しい知識や技術を身につけることは自分に自信をつけ、今後の新たな目標を見つけることもできるなど、これからの人生をより豊かに過ごすことができます。
日々のストレス解消やリフレッシュすることができる
習い事を通じてストレス解消やリフレッシュの場を得ることもできます。シニア世代の方々は日々の生活をしていくうえで、自身の事や家族の事など様々な悩み事や困りごとでストレスを感じていることもあるかと思います。
毎日そんなストレスを感じていては生活の質や日常の活動にも影響を与えてしまうことが考えられます。しかし、楽しい習い事の時間はそんな日常を忘れ、ストレス解消や心身をリフレッシュするための貴重な時間となることでしょう。
また、共通の趣味を持った多くの仲間たちと共に自分のペースでゆっくりと楽しめる習い事を見つけることで、日々のストレスを軽減し心身の健康を保つことができます。
まとめ
このようにシニア世代の方々も習い事を習慣化することで、日々の生活にポジティブな変化をもたらすことができるようになります。
新たに興味を持てるものや熱中できるものなどを見つけることで、毎日が充実したものになりますし、同時に共通の趣味を持った新しい友人や仲間たちとの出会いにも繋がります。また、脳トレーニングや健康促進、自己肯定感の向上など、さまざまな側面で健康にプラスの影響をもたらします。
シニア世代の皆さんも、積極的に習い事に取り組むことで、健康的で充実したシニアライフを送ることができるでしょう。習い事で充実した時間を過ごした後に飲むビールは格別になること間違いなしです。
日常のストレスを解消し、新しいことに挑戦した達成感を味わうことで、心身ともにリフレッシュできますので、ぜひとも新しいことにチャレンジし、自分に合った習い事を見つけてそれを習慣化していただきたいと思います。
この記事を読んでいただき、何かのヒントになれば幸いです。