シニアの習い事に農業をおススメする理由

シニアの習い事に農業をおススメする理由

昨今、シニア世代の方々の健康維持や新たな生きがいを見つけるために、新しい習い事を始めることが注目されています。

種々の習い事がある中でも農業は特にシニア世代からの人気が高く、多くの方々が農業として家庭菜園を趣味や習い事にされています。

今回の記事では、「シニアの習い事に農業をおススメする理由」について、詳しく解説していきたいと思います。

1、自然と触れ合うことで心身ともにリフレッシュすることができる

農業は、自然の中で行う作業です。日常的に太陽の光をあびる習慣がつきますし、土いじりをしたり、雑草を抜いたり、草木の手入れをしたり、水やりをしたりと自然の中で過ごすことで心や体にとって癒やしを与えてくれることになり心身共にリフレッシュする効果を得ることができます。

また、土や草木に触れたり、緑や花の香りを感じたり、咲いた美しい花を見たり、自分で収穫した季節の野菜や果物を味わうなど、農業は四季折々の変化を肌で直接感じることができます。

特に都会暮らしの方にとって、普段なかなか自然に触れる機会は少ないものです。

農業を通して、自然の恵みや美しさを感じられることは大きなメリットと言えるでしょう。

 

2、健康的な運動習慣を身につけることができる

身体を動かす家庭菜園は軽い運動にもなり、健康増進効果があります。畑を耕したり、肥料や水をやったりする作業は、全身を使う運動です。このような日常的活動は運動不足を解消し、筋力や体力の維持・向上に効果があり、生活習慣病の予防にもつながります。

また、肺や心臓などの心肺機能の向上にも期待ができます。

さらに毎日太陽の光を浴びることで体内でビタミンDが合成されます。

ビタミンDが不足したり、欠乏症になると骨が弱くなったり柔らかくなったりするため、骨折しやすくなります。

また、筋力も弱くなってしまうので転倒のリスクもあります。

家に閉じこもりがちで普段日光をあまり浴びていない方はビタミンD不足や欠乏症の可能性がありますが農業を行うことでビタミンD不足も改善することができ、転倒しにくく、骨折しにくくなります。

 

3、新たな知識を得ることができ、新しい経験をすることができる

家庭菜園は、奥深い知識や技術が必要とされる作業です。

まずは野菜や果物の中からどんな作物を作りたいかを考え、自分の好きなもの、興味のあるものを選びます。

次に、その選んだ作物についての育て方を学びます。

種まきや苗を植える時期はいつか、畑の耕し方、水やりの仕方やタイミング、収穫の時期など、基本的な農業の知識を身につけることが必要になってきます。

他にも農具の使い方や虫除けへの対策など、様々な作業を通して、新たな知識を得たり、新たな経験を積むことができます。

4、食材を自分で育てる喜びを味わう

種を蒔いたり苗を植えた後は日々、その成長を見守ることになります。

毎日のように変化し、日々成長していく植物の姿はまるで子育てのようでもあります。

そして、家庭菜園の最大の醍醐味は、なんといっても自分で育てて収穫した野菜や果物などを食べることです。毎日毎日、手入れをし、愛情を持って育てた野菜や果物のおいしさは格別になること間違いなしです。

普段の料理の材料として使うことで栄養バランスの助けにもなり、健康な生活を送ることにもつながります。

スーパーなどで買ってきた食材とは違い、収穫してからすぐに食卓に上がるので、どれも新鮮でみずみずしく美味しくいただくことが出来ます。

 

5、農業コミュニティを通じて新たな仲間との出会いがある

農業コミュニティとは、「同じ農業に興味や情熱を持つ人たちの集まりの場」という意味です。この場では農業に興味がある、または農業をしてみたいといったあらゆる世代の方々が集まっています。このコミュニティでは、共通の話題などで、情報交換やスキルアップの場となるとともに、新たな仲間と出会える場でもあります。

作業を共にすることで農業の楽しさや難しさ、作物の成長や収穫時のうれしさなどを共有することで、人と人との輪ができていき、世代を超えた交流が生まれます。

「シェア畑」と「市民農園」の違いは?

いかがだったでしょうか?

ここまでは農業の魅力について解説させていただきました。

ではここからは実際に農業を始めるにあたってご自分で農業を行う土地をお持ちの方がいらっしゃればよいのですが、そうではない方のために土地を借りて農業を行う「シェア畑」と「市民農園」の違いについて簡単に解説していきたいと思います。

「シェア畑」と「市民農園」の違いについて

『農業の魅力はわかったので早速農業を始めてみたい!』という方のために「シェア畑」と「市民農園」それぞれのメリット・デメリットについてお話します。

「シェア畑」とは民営や民間企業が運営し、個人向けに畑を貸しているレンタル農園サービスのことを指しています。

一方、「市民農園」は市区町村の行政が運営し、市民に野菜栽培用の畑を貸している農園のことを指します。

1.料金

まずは利用料金の違いですが、こちらは圧倒的に市民農園の方が安く、シェア畑の方が高いという傾向があります。

2.畑の広さ

次に畑の広さについての違いです。

こちらも市民農園の方が広い傾向にあり、シェア畑の方が一般的には狭くなります。

また、レンタル期間にも違いがあり、市民農園ではレンタルできる時期や期間が決まっていますがシェア畑は区画に空きがあればいつからでも借りることができ、1年間ごとに契約を更新していくというスタイルになります。

3.農業に使用する農具等の準備方法

続いては農業を行う上で必ず必要になってくる農具ですが、シェア畑では基本的には全て用紙してくれているのでこちらで事前に購入しておいたり運び込んだりするということはありませんので手ぶらで畑に通うことができます。

対して市民農園では道具は全て自分で購入し、準備しておく必要があります。

畑に行くときにも農具を持っていく必要があります。

4.種や苗の準備方法

こちらも自分で用意する必要があるのは市民農園の方です。

シェア畑では用意してくれている場合もあれば自分で用意する場合など様々です。

5.サポートの有無

シェア畑では専門のアドバイザーの方が常駐しており、野菜の育て方など色々な相談事や悩み事にアドバイスをしてくれます。

一方の市民農園では基本的にはアドバイザーのような方はいません。

 

と、このように「市民農園」の方はある程度の知識や技術がないと始めるための敷居が高く、農業や以前家庭菜園をされていた経験者の方におすすめです。

一方で農業の知識や経験がまったくなく、一から家庭菜園を始めたいと考えている方は「シェア畑」をおすすめします。

何か困ったことや相談事があっても専門のアドバイザーの方に相談できますし、なにより手ぶらで気軽に畑にいけるのがなによりの魅力となります。

ただ、気軽な分、料金は「シェア畑」の方が若干割高になっていますので経済的な状況も考慮して自分にあったものを見つけるようにしてください。

※シニア☆スターで探せるシェア畑はこちら

まとめ

このようにシニアの習い事として、農業には大変多くのメリットがあります。自然と触れ合い、健康的な生活を送りたい方、新しい知識や技術を習得し、育てる楽しみを味わいたい方、新しいことに挑戦したい方に農業は大変おすすめです。

ぜひ、農業を通して充実したシニアライフを送ってください。